BPSエステティックデンチャーとは、ヨーロッパで開発された入れ歯製作の技術です。現在はもっとも一般的な入れ歯の作り方として普及しています。従来の製作方法と違い、歯科技工士の立ち会いのもと、口内の状態のチェックはもちろん、顎や筋肉の動き、噛み合わせや発音、笑顔のバランスなどを確認しながら作製。食べ物を噛んだときの口内環境(義歯の位置や力関係)が忠実に再現され、患者様一人ひとりに合ったオーダーメイドの入れ歯ができあがります。
- 装着時の違和感が少ない
- 歯ぐきへのフィット感が良い
- 精密な入れ歯が製作可能
- 従来のものより短時間で製作可能
今までの入れ歯が合わなかった患者様は、BPSエステティックデンチャーの入れ歯を検討してみてはいかがですか? 製作技術がシステム化されているため、安定した品質の入れ歯に仕上がります。より食事や会話を楽しめるうえに、より活動的に、健康的な生活ができるでしょう。
当院では、基本的に4回の診療の中で型採りからBPSエステティックデンチャー装着までを行っています。
- セントリックトレーを用いて噛み合わせの高さ(仮)と上下の位置関係を採得します。採取したデータをBPS認定技工所に送ります。
- セントリックトレーの記録をもとにBPS認定技工所から納品された「ナソメーターが装着可能な個人トレー」に精密印象剤を盛り上げます。
- お口の中に装着し、閉じた状態で生理的な運動に沿った印象を採ります。
- 専用印象剤を用いて、口の周りを動かした状態の生理的・機能的な型を採取します。その型をBPS認定技工所に送ります。
- BPS公認歯科技工所から納品された蝋義歯(ろうぎし※)をお口に装着し、噛み合わせがずれていないかどうか、前歯の審美性に問題はないかなどをチェックします。チェック後、再度BPS認定技工所へ蝋義歯を送ります。
※人工の歯が模型上に並べられた完成に近いもの
- BPS認定技工所から納品された、超精密重合装置「イボカップ」で精密重合された蝋義歯を患者様のお口にセットします。このときは調整の必要はほとんどなく、大きくお口をあけても上の入れ歯が落ちてこないのはもちろん、下の入れ歯も浮き上がらずに安定していますので、これで治療は完了です。その後、定期的にご来院いただき、状態をチェックし、必要に応じて微調整を行っていきます。